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視覚・嗅覚・味覚・触覚・体覚
視覚
木目のゆらぎで心地よさを感じ、目にやさしい光を感じさせてくれます。赤外線を反射させるので「あたたかい」と感じるデータもあります。
嗅覚
心を落ち着かせる独特の香り。スギからの匂うほのかな香りはストレスを癒し、ヒノキの香りはやすらぎを与えてくれます。鎮静効果の他、消臭作用、防ダニ作用、殺虫作用、防カビ・抗菌作用が知られています。
味覚
食べる事はできませんが、身近なところに味覚があります。たとえば、酒樽には香りをつけるために杉、食品を入れる容器のように、においを嫌われる場合はサワラを使用されます。サワラのすし桶で作った寿司飯はご飯粒のべたつきがなく味覚が増します。
触覚
木材は金属やコンクリート・ガラスに比べて触ったときにやや暖かく感じられます。木の細胞が無数の空気の粒を抱え込んだ断熱材なのです。
体感
木材は調温作用と調湿作用があり快適な住環境を形成します。湿度が高くなれば水分を吸収し、湿度が低くなると放出するという、木の湿度のコントロールはさながら天然のエアコンのようです。
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長持ちする木
法隆寺修復の体験を通じ、また法輪寺、薬師寺の再建を通じて誰よりも木についての造詣が深い宮大工棟梁の西岡常一氏が感じ取ったことは、木の寿命は鉄よりも長いということであったという。
その理由は、樹木は伐られたとき第一の生を断つが、建物に使われると再び第二の生が始まって、その後何百年も生き続ける力を持っているからだという。そしてこの第二の木のいのちは、檜は優に千年を変えるが、杉や松はそれよりも劣り、欅はさらに寿命が短いというのである。(それでも五百年以上であるが)
千三百年を経過した法隆寺材はなんとちょうど新材と同じ強さのところに位置しているからというから驚きである。いかに木というものが長く使えるものかが伺われる。
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